トランクルームへパワーアンプをインストール
自作で作成したサブウーファーを駆動するため、パワーアンプの配線と取り付けを行いました。カーオーディオの音質向上にパワーアンプは欠かせません。
パワーアンプの電源線は、バッテリーから直接接続(バッ直)する必要がありますので、バッ直の作業を行いました。
アンプの設置場所は、普段見えないようにするため、車のトランクルームのスペアタイヤの位置へ埋め込みインストールしました。
取り付けしたパワーアンプは、carrozzeria(カロッツェリア)のPRS-D7200です。サブウーファー TS-W2010 も同じ carrozzeria(カロッツェリア)のカーオーディオなので、相性は良さそうです。
エンジンルームから電源線をトランクルームのアンプへ配線
車のエンジンルームから車内へバッテリーパワーコードを引きこみ配線します。電源線として使った材料は次の通りです。
- エーモン ワイヤリングキット(リア用) 品番:2055
このエーモンのリア用ワイヤリングキットには、パワーケーブル、グランドケーブル、スピーカーケーブル、RCAラインケーブル、リモート端子、各ケーブル用端子など、リアへのパワードサブウーファーやパワーアンプ設置に必要なケーブルが全てそろっています。バッ直にも便利です。
エンジンルームから電源ケーブル引き込み
まず、電源ケーブルのスローブローヒューズ側をエンジンルームから車室内へ引き込みします。
スバル レガシィB4での引き込み場所は、運転席と助手席の中央付近にあるゴムグロメットを利用しました。先にこの場所へ配線通しを通します。運転席側の足元付近に配線通しが出るよう、うまくエンジンルーム側から差し込みます。差し込み場所が運転席と助手席の中央付近なので、運転席側から腕をうまく突っ込んで引っ張り出す必要があります。
そのあとで、配線通しへ電源ケーブルをビニールテープで貼り付け、車内へ引き込みます。今回は、パワーアンプ用とカーオーディオのヘッドユニット用に、バッテリーパワーコード2本を同時に引き込みました。
エンジンルーム内のケーブルの長さが決まったら、穴をコーキング材で塞いで防水します。私は、エーモンのサウンドシーラントを使いました。
ケーブルは、エンジンルーム内の熱対策として、コルゲートチューブで保護し、結束バンドで固定してあります。バッ直をカーオーディオのヘッドユニットへも同時に行いました。
車内のインサイドスカッフプレート下を配線
次に、引きこんだ線を車のトランクルームまで配線します。電源ケーブルは、カーオーディオとパワーAMP間に接続するRCAオーディオコードとは離して配線したほうが良いということらしいので、運転席横のインサイドスカッフプレート下へ配線することにしました。
インサイドスカッフプレートは、気合いで剥がします。結構しっかり止まっているので、壊さないように注意が必要です。
ケーブルを配線するスペースは少し狭いので、プラスチック部などで挟み込まないように注意しながら、リアのトランクルームまで配線します。リアシート下などは、ケーブルをアルミテープで固定しました。
トランクルームまで配線したら、アンプ設置場所まで配線を行い、余分なケーブルは切断して短くします。そのあとで、丸型端子を圧着工具を使ってケーブルへ圧着します。丸型端子は、使うアンプの端子のネジに合うか、事前に調べてから圧着しました。これでアンプのバッ直を行うための配線は完成です。
RCAオーディオコードとシステムリモートコントロールコードを配線
カーオーディオのヘッドユニットとパワーアンプをつなぐためのRCAケーブルとシステムリモートコントロールコード、バスブーストコントロール用ケーブルを配線します。電源コードと離して設置するため、車の中央のコンソールボックス下を通過させることにしました。
まず、ヘッドユニットへRCAオーディオコードとシステムリモートコントロールコードを接続する必要があるので、コンソールボックスやセンターコンソールを取り外します。今回は、作業性を考えて助手席シートを取り外して作業しました。
カーオーディオのヘッドユニットへRCAオーディオコードとシステムリモートコントロールコードを接続したら、センターコンソールは元へ戻します。
バスブーストコントローラーは、運転席の手元に取り付けするので、その位置へコントローラーを両面テープで固定します。その場所からバスブーストコントロールケーブルを配線します。したがって、コンソールボックス下を通すケーブルは、RCAオーディオコード、システムリモートコントロールコード、バスブーストコントロールケーブルの3本となります。
パワーアンプの設置場所を確保
パワーアンプの設置場所は、トランクルーム内のスペアタイヤ上部の小物入れスペースを使うこととしました。スペアタイヤは搭載したままでアンプも設置します。
まず、小物入れとして利用されている発泡スチロールを、パワーアンプが入る大きさに切ります。この際には、スピーカーケーブルや電源ケーブルを通すスペースも確保します。
アンプがなるべく移動しないように、ギリギリのサイズにしてあります。最近のパワーアンプはサイズが小さいので、取り付けもスペースをあまり気にすることなく出来るので、楽ですね。
写真は、carrozzeria(カロッツェリア)のPRS-D7200 を仮置きしたものです。パワーアンプを追加で置けるスペースもまだまだありますね。
パワーアンプの配線と取り付け完了
マイナス端子は、グランドケーブルを使って、車のボディーへしっかり接続します。ボディはサンドペーパーなどで塗装を剥がし、しっかりアースが取れるようにしました。
サブウーファーへつなぐスピーカーケーブルは、後部座席のトランクスルー部までの長さを実測し、切断しました。
写真は、各ケーブルを接続して取り付けが終わったカロッツェリアのパワーアンプ PRS-D7200 です。
パワーアンプへ繋がったケーブルは、バッテリーパワーコード、アースコード、システムリモートコントロールコード、RCAオーディオコード、バスブーストコントロール接続コード、スピーカーコードの6種類となりました。
今回自作するエンクロージャーへセットするサブウーファーを駆動するパワーアンプは、相性を考えてメーカーが同じカロッツェリアとしました。
パワーアンプは、出力に対して十分な容量を持ったものとしましたので、余力を持ってウーファーを駆動出来ています。
やはり、パワーアンプとサブウーファーを同じメーカーにしたのは、正解でした。価格もそれほど高くないので、オススメです。
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