吸音材で箱鳴りを抑制
サブウーハーボックス内部には、吸音材を貼り付けしないと、定在波などの影響で箱鳴りが発生してしまうようです。
今回使用するカロッツェリア の ユニット サブウーファー TS-W2010 の取扱説明書にも、吸音材の貼り付けが勧められています。掲載されている絵をみると、スピーカーユニット取り付け面の裏側以外は、すべて吸音材を貼り付けするようです。絵と同じ面に吸音材を貼り付けすることにしました。自作のエンクロージャーだと、製作時にいろいろ試すことが出来て良いですね。
吸音材を組み合わせて使用
トランクスルーを利用して、20cmのウーハーを取り付けする場合、側面の隙間がほとんどありません。そこで、今回は場所によって吸音材の厚さを変えて貼り付けすることにしました。今回使った吸音材は次の通りです。
- EVA吸音フォーム 5mm DIPOLGY(ダイポルギー)
- エーモン AODEA 2177 吸音材
エーモンの吸音材の厚さは、10mm です。EVA吸音フォームは、厚さ 5mm なので、側面に利用しました。
EVA吸音フォーム 5mm DIPOLGY(ダイポルギー)
EVA吸音フォーム は、糊が付いた状態のものですので、保護シートを剥がして、エンクロージャー内部へ貼り付けるだけです。吸音シートのサイズが小さいため、今回は3枚使用しました。もう少し大きいサイズのものがあるとうれしいですね。
カッターで切断して使いました。のり付きなので、貼り付けも簡単です。
エーモン AODEA 2177 吸音材
材質がフェルトの吸音材です。厚さが 10mm なので、側面以外の面に両面テープとサウンドシーラントを使って貼り付けしました。ボックス内の容積を少し小さくするため、吸音材は多めにいれてあります。
フェルトは、はさみで簡単にカットできるのが良いですね。予定していた大きさより大きめに切断して、みっちりとボックスへ貼り付けしてあります。
エンクロージャーへ吸音材貼り付け完了
寸法の関係で、厚さ 5mm の吸音フォームを使用しましたが、ウーファーボックスの吸音材としては、性能が足りないかもしれません。ただ、何も貼り付けしないよりはマシかなと思い、貼り付けしています。
サブウーハーを鳴らしてみて、音がおかしい場合は、対策を検討してみたいと思います。
エンクロージャーの形状が複雑なこともあり、吸音材のフェルト貼り付けも少し面倒でした。次回ウーファーボックス自作での作成時は、簡単な立方体や台形にしたいですね。
カロッツェリア の ユニット サブウーファー TS-W2010 とスピーカー端子をねじ締めして、サブウーファーの完成となりました。
吸音材自体の効果は、単独での確認ができないので、はっきりとは分かりません。
今回のウーファーボックスの形状が複雑だったため、吸音材の貼り付けは面倒でしたが、フェルト自体は加工しやすいので、簡単な形状のエンクロージャーであれば、取り付けも簡単だと思います。
ウーファーボックス完成後の不具合もありませんので、オススメです。
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