車内の低音増強のために

 アルパインのスピーカー「DDL-R17S」へスピーカー交換して、カーオーディオの音質には大分満足していました。
 しかし、しばらくすると、低音をもう少し出したいと思うようになってきました。今までサブウーファーを使ったことが無かったので、サブウーファーの取り付けをしてみたいという気持ちもありました。

サブウーファーの比較 検討

 車のオーディオへサブウーファーを追加する場合、パワード・サブウーファー にするか、パワーアンプとサブウーファーを取り付けるか、2つの選択肢があります。
 まず、今回の取り付けでは、トランクルームの容量はできるだけ減らさず、純正システムのような仕上がりにしたいと考えました。調べてみると、カーオーディオのメーカーオプションである、マッキントッシュは、レガシィB4の場合、リアトレイに専用の穴が既に開いているようです。その部分には、20cmのスピーカーであれば、少しの加工で取り付け出来そうでした。
 また、パワーアンプは新品の型落ちのものを激安で入手できそうだったので、パワーアンプとサブウーハーの組み合わせにすることにしました。工賃を節約するため、DIYで自作です。

カロッツェリアの サブウーファー TS-W2010

 ウーファーは、フリーエアーで鳴らすことができるもので、サイズが20cmのものとなると、選べる商品が少なくなってしまいました。スピーカーやヘッドユニットは、アルパインのオーディオなので、同一メーカーで統一したかったのですが、アルパインには25cmからしかありませんでした。
 そこで、フリーエアーで動作して20cmサイズの、カロッツェリア TS-W2010 をウーファーとして使用することにしました。入手できるパワーアンプもカロッツェリアのアンプだったので、相性は良いかもしれません。

サブウーファーの設置場所について

マッキントッシュのウーファー用の穴

 レガシィB4のリアトレイへスピーカーを取り付けしようと、リアトレイの内張りを剥がしてみると、うまい具合にマッキントッシュ用の穴が開いています。穴は鉄板で塞がれていましたが、ねじ止めしてあるだけなので、すぐに取り外すことができました。

 早速、板厚15mmのMDFボードを2枚重ねにして、30mmの厚さのインナーバッフルボードを作成しました。インナーバッフルボードとスピーカーを借り組みしてみると、少しぐらぐらして、安定が悪いようです。マッキントッシュ用の純正のねじ穴をそのまま利用しようとしたのですが、それではうまく固定出来そうもありません。

 また、既にリアトレイに取り付けをされている方の情報によると、リアトレイが結構ビビるようですので、制振処理をしっかり行う必要がありそうです。デッドニング用のパーツはいろいろ購入していたので、制振処理をしっかりしようかとも思ったのですが、ウーファーボックスを作った方が良いという意見が多数あったので、急遽エンクロージャーの作成を行うことになりました。

レガシィのトランクスルー

 サブウーファーの設置場所は、トランクルームやトランクスルー、シートの下などいろいろ考えられますが、トランクルームの容量は減らしたくなかったので、車のトランクスルーへ設置することにしました。
 トランクスルー部の穴の幅は、220mm と、スピーカーがギリギリ設置できる大きさです。25cmや30cmのウーハーは取り付けが無理そうです。


作成エンクロージャーのタイプを調査

 スピーカーボックスにも、箱のタイプがいろいろあることが分かりました。最初はバスレフ型(位相反転型)にしようと思っていたのですが、カロッツェリアのTS-W2010の説明書では、シールド型(密閉型)とバンドパス型(ケルトン型)の説明しか記載されていませんでした。

  参考サイト:エンクロージャの基礎

 そこで、低音がより出そうなバンドパス型にしようとBOXのサイズを検討してみると、推奨容積を確保するためには、BOXのサイズが大きくなりすぎてしまいます。また、ポートの長さの調整など、初心者のDIYでの自作には、少し難しそうでした。

 最終的には、ウーファーBOXは、自作の簡単そうな シールド型(密閉型)で製作することにしました。

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 このページを参考にしたDIY作業については、全て自己責任でお願いします。当方では、如何なる場合でも、その結果についての責任を負いかねます。